ホームページの発展に役立つアクセス解析について

ホームページを公開後、その成果は実感できていますか?お問い合わせの数以外にはなかなか実感が湧かないと思いますが、実際にはお問い合わせをしてくれたユーザー以外にもホームページは様々なユーザーが訪問してページを見ています。今回の表題であるアクセス解析は訪れたユーザーの行動を分析することを指しています。なぜアクセス解析が役に立つのか、どう見ればいいのかなど解説していきます。

アクセス解析とは

アクセス解析は、ホームページへのアクセス状況や、滞在時間や閲覧ページ数などの行動履歴など、様々なデータを取得し解析していくことを指しています。
アクセス解析を確認すると、

  • どのようにしてホームページを訪れたか
  • どのようなユーザーか
  • どのような行動をしたか

など、訪問時の検索キーワードやユーザーの属性、また訪問された全体数やユーザー数まで把握することができます。

単純に月に何人のユーザーが来ていて、アクセス数がこのくらいあるということでもホームページの稼働具合を実感することができますが、これらの解析を見ればホームページの課題点を見つけることができるでしょう。手を入れるべき箇所や方法、更新する記事の方向性や、その記事に含めるキーワードなど運営に役立てるヒントが多く含まれています。ホームページの現状を知り、対策を練ること、そして目的を達成するのに有効な手段の1つです。

解析に使用するツールは多く存在し、有料から無料のものなど選択肢がありますが、理解を深めるためにも最初は無料のGoogle AnalyticsGoogleサーチコンソールを使用されるといいのではないかと思います。無料ではありますがGoogleが提供するアクセス解析ツールであり、非常に高性能な解析ツールの1つです。ただ有料のツールは専門知識がなくとも見やすいような構成になっているものも多いので、必要な情報のみ分かれば良いと言った場合は有料の範囲でも調べて検討されると良いとか思います。

アクセス解析を理解するためのキーワード

アクセス解析を見ると様々な用語が登場します。主要なキーワードの解説は以下になります。

PV(ページビュー)

Webサイトの中のページが表示された回数です。ユーザーがサイトに訪れて他のページに遷移するたびにページビューは加算されます。

UU(ユニークユーザー)

指定した期間内で重複していないユーザー数を数値化したものです。PVはページの閲覧数だけを示しますので、PVが高くてもUUが少ない場合、少人数のユーザーがサイトを何回も訪問していることを表します。

セッション数

ユーザーがサイト訪問した回数を指します。ユーザーがサイトを閲覧し離脱するまでを「1セッション」としてカウントします。

ランディングページ

ユーザーがサイト外からアクセスし、「閲覧を開始したページ」のセッション数となります。

離脱率

ユーザーがWebサイト内のページから他のWebサイトへ移動したり、ブラウザを閉じたりしてしまったという割合です。

直帰率

直帰率とは、「Webサイトのすべての訪問のうち、1ページだけしか見られずに離脱された割合」です。

その他にも多くの用語がありますが、基本的には上記のポイントを確認すると具体的に内容を理解できるかと思います。

アクセス解析によりわかること

上記の用語から、PVやUU、セッション数によりにどれくらいの集客力があるかを確認でき、ランディングページや離脱率、直帰率によりユーザーの行動が確認できます。それらを複合して考えると例えばPV数は高いが離脱率や直帰率も高いといった場合は、集客力があってもコンテンツの魅力が弱い、興味を引けていないという解釈ができると思います。

またユーザーの行動としてサービス紹介ページまではくるが肝心なお問い合わせページまで誘導できていないという場合はページまでの興味は引けているが、サービス紹介ページの内容が弱い、またはお問い合わせページまでの導線がわかりにくいといった理由を想像できます。知りたい情報と見るべきポイント、またそれがどのようなユーザー心理、行動を示しているかを判断することが重要です。

最後に

ホームページの運用により成果求める場合は、アクセス解析は重要な手段となります。ホームページの現状、訪問してくれたユーザーの行動を把握することができ、改善検討にとても役に立ちます。

改善を行ったらまた期間を置いてレポートを見てみてください、きっと数値が変わってきているはずです。レポートによる現状の把握と、対策検討、実行を繰り返すことで目標を達成することが可能です。ぜひアクセス解析を導入し、理解をして、ビジネスに役立てていきましょう。