ホームページを作成する際、やはり一番の悩みどころとしてはやはり「コスト(費用)」だと思います。
ホームページ作成について、おおよその費用感・相場感を把握している方は、制作業者と話を進める中で、「こういう内容ならこのくらいの費用感」ということがわかるかもしれません。
ですが、ホームページ作成というものは頻繁に行うものではないので、多くの方は「どのくらい費用がかかるものなのだろう」「見積もりとったけど価格差がすごくて何が違うのかわからない」と思われていると思います。
そんな時、とても魅力的な制作プランとして、
初期費用無料!
月々◯万円の支払いでOK!
というサービスがあります。
事業者にとって、まとまったキャッシュを手放すというのはできれば避けたいですよね。そんな事業者に寄り添うため、こういったプランが多数存在しています。
前述の通り、キャッシュを手放したくない事業者と、長いスパンでも売上につなげたい制作会社の両者にとってのメリットがあるため、とても良いサービスです。
ただし、すべての類似サービスが、すべての事業者にとってマッチするサービスかというとそうではありません。分割払いのサービスの契約を検討中の場合、以下の点について確認してみましょう。
契約期間はどれくらい?
初期費用無料のプランでもっとも注意しなければいけないのは、この契約期間です。
契約期間はできるだけ短いのが理想的です。
多くの場合、「最低契約期間」が設定されています。
その契約期間が「60ヶ月(5年)以上」という場合は、十分に検討した方が良いでしょう。
ウェブ業界は移り変わりが早く、5年経過すると、求められるホームページの形が変わってきます。数年後に作り変えたくなった時に、まだ現在の契約期間が残っているため、支払いを続けなければいけない、場合によってはリニューアルができないという場合もあります。
契約期間を確認し、その間、ホームページを継続的に利用するイメージがあるか想像して検討してみましょう。
支払い総額はどのくらい?
契約期間×月額費用=支払い総額
当然ですが、この計算式で支払い金額の総額がわかります。
例えば、月2万円の月額費用で5年契約の場合、総額は120万円になります。
この総額が高い、ということではありません。この総額に対して制作するホームページの内容がマッチしているかが重要になります。
もし、10ページ以内のホームページで支払い総額が120万円を超える場合、費用の内訳を確認することをおすすめいたします。
おおよその相場感としては、シンプルな10ページ以内のホームページは50万円前後で制作できるため、毎月の支払いが少なくても、総額が相場の倍以上になるため要注意です。
制作後の保守は?
もし前述のように、相場の倍以上の支払い総額がかかる内容だったとしても、契約期間内は「修正作業も対応する」というサポート内容がしっかりとしたプランだった場合、適正な価格ということも考えられます。
ホームページは制作後に必ず掲載内容を変更するタイミングがやってきます。
事業内容の変更、住所変更、電話番号変更、スタッフの変更など様々です。
修正の際には都度、費用が発生します。
もし、制作後に修正を加えていきたい、という場合は、その頻度のイメージをふまえ、支払い総額が妥当がどうか検討しましょう。
付加サービスや機能は?
一言にホームページ制作と言ってもサービス内容は多岐に渡ります。
初期費用無料、月額◯万円、というサービスの中で、シンプルにホームページを作るだけなのか、付加サービスが含まれているのかによって、その費用の妥当性が変わってきます。
一例を挙げると、
- オリジナルデザイン or テンプレートデザイン
- デザインの修正回数制限の有無
- カメラマンによる写真撮影の有無
- 動画撮影の有無
- ホームページの管理機能の有無
- 掲載内容のライティング代行の有無
- 予約システムの有無
などなど、
ホームページの中でどういうことができるか、各社のサービスによって様々です。ホームページに対して苦手意識があると、どうしても詳細な内容は見たくないという気持ちになってしまうかもしれませんが、費用面だけではなく、制作内容もしっかりと確認をとりましょう。
まとめ
- 契約期間はどのくらいか
- 支払い総額はいくらか
- 制作後の保守はどんな内容か
- 付加サービスは
という点をまずは確認してみましょう。
初期費用無料、月額の低価格な支払いということは魅力的なサービスですが、ホームページは消耗品です。制作内容、制作後のメンテナンスなどのことも少しイメージを広げて、検討してみてはいかがでしょうか?