目次
- まずは業者選定
- ホームページ作成の工程を知ろう
- どんなホームページを求めているかを考えてみる
- ホームページの「良い」デザインとは(本記事)
- ホームページは運用するもの
ホームページの「良い」デザインとは
巷にはそれはそれはたくさんのホームページのデザインが溢れています。
きれいだなー、かっこいいなー、かわいいなー、などなど、色々なイメージがホームページの中で表現されています。
その中でも「良いデザイン」とはなんでしょう?
かっこいいから良いデザインなのでしょうか?
それとも好きだから良いデザインなのでしょうか?
答えは、どちらもNOです。
良いデザインとは、目的を達成できるデザイン
結論としてはこれに尽きます。
ホームページを見た方にどう思ってもらいたいか、ホームページを見た方にどういう行動をとってもらいたいか、もしくはどんな人にホームページを見てもらいたい、など、ホームページには「ホームページが担うべき役割」があります。
もしまだホームページの役割がよくわからないという方はこちらの記事をご覧ください。
ホームページ制作で失敗しないためのポイント-求めているホームページを考えてみる
その「役割」を担ってくれるのが、良いデザインです。
タレントの阿部寛さんのホームページ
ウェブ制作者の界隈ではもはや伝説として語り継がれているのがタレントの阿部寛さんのホームページです。ご覧いただくとわかると思うのですが、お世辞にもかっこいいホームページではありません。
ですが、このホームページは一時期、一定の層の爆発的な話題を呼び多くの人たちに見られることになりました。
ということは結果的に「阿部寛さんの認知向上」という目的を果たしているホームページということになります。(予期せぬ、かもしれませんが。。)
極端な例ではありますが、見た目の良さだけがデザインのすべてのではない、という事例の一つでしょう。
「なんのためのデザインか」ということが重要です。
ホームページは建築物
ホームページ制作を10年以上続けてきた私が思うのは、ホームページは「建築物」と似ていると感じます。建築物は「見た目」の要素と、その建物の中、人々がどういう動きをするのか「動線」の要素を考慮して、はじめて建物が作られます。
ホームページも全く同じことが言えます。
どういう見た目のイメージで作るか、訪問者の方にどういう内容を読み進めてもらいたいか、という点を考えます。
例えば、タピオカ屋さんを新規開業する場合のお店のデザインと、ラーメン屋さんを開業する場合のお店のデザインはやはり違いますよね。
それは「お客さんになるターゲット層」が違うので、タピオカ屋さんとラーメン屋さんの店構えは必然と変わってきます。そして、もちろん店内の過ごし方も違うので、インテリアも異なります。
依頼者は目的を考え、制作者が目的を達成するデザインを考える
デザインの重要性を認識したとしても、すべての依頼主の方がデザインに精通している方とは限りません。
かといって、デザインや表現を一朝一夕で考えて、デザインが良くなるほど簡単なものでもありません。
そこで重要なのは「役割分担」です。
依頼者はホームページを活用し、なにを実現したいかを考え、制作者がその目的を達成するためのデザインを考える、という分担をすることで、円滑でより良いホームページ制作になるでしょう。
依頼者の事業についてのプロは、やはり事業者である依頼者です。
そして、ホームページ制作のプロは、やはり制作者です。
それぞれの経験と培ったスキルを合わせた時、「良いデザイン」が生まれるでしょう。
こちらをご覧ください。
ホームページ作成で失敗しないためのポイント-ホームページは運用するもの