現在こども向けの習い事として、音楽教室や英会話教室、体操、スイミングスクールなど選択肢も多岐にわたり、運営母体も企業から個人まで幅広く展開されています。今回はこども向け教室のホームページを作る上で、重要視すべき点やコツを解説していきます。
最終目標を意識する
どのような業種でも共通することではありますが、ホームページに求める役割をしっかり定めることが、ホームページ制作において重要な情報となります。
こども向けの教室であれば、多くの教室で生徒を集めるということがホームページの役割になるのではないでしょうか?
一例として、生徒を集めるという最終目標を意識しながら、ターゲット層、差別化のポイントを定め、掲載内容を検討すると軸がぶれにくくなります。
ターゲット層について
生徒となるお子様や、ホームページを実際に見る親御さんについてなど、ターゲット層の特徴を考え、仮想の人物を作り上げましょう。考えうる特徴を平均した人物が理想です。その架空の人物になりきることでホームページに求める情報や、デザインの方向性が見えてくるかと思います。
例えば幼児向けのピアノ教室とした場合
ターゲット1
3歳女児。活発で人懐っこい性格だが体調を壊しやすい。赤、黄色が好き。
ターゲット2
35歳のお母さん。子どもの体調に敏感で潔癖症。試しに習わせたいと考えている。
などの設定を考えます。
以上の設定から、実際に判断するお母さんになりきり、求める条件を実際の意見のように出してみましょう。
- 活発な子で走り回る可能性があるので広いスペース欲しい。
- 友達ができるような教室がいい。
- 試しに、という程度なのであまり本格的なレッスン、指導はいらない。
- 体調を崩しやすいので清潔な場所が良い。
このような条件が出てくるのではないでしょうか??
それからホームページを作る側に切り替えて考えると、
- 広いスペースがあるということ、複数生徒が楽しくレッスンしているということを伝えるために写真を使用しよう。
- 使用する写真は活発さや清潔さを表現できるよう色味を少し強くし、明るめに加工しよう。
- 清潔を保っていることを文言でアピールしよう。
- 硬い雰囲気ではなく、モダンでありながら色使い明るいポップな印象のデザインにしよう。
- レッスン内容の記載は簡潔に記載しよう。
など、ホームページを作る上でのポイントを考えることができます。
ターゲット像がしっかりと定めることは、マーケティングにおいてよい結果をもたらすだけでなく、ユーザーにとっても満足度につながると言えます。
ターゲットの設定においては、客層の理解し詳細に設定していくことがカギとなります。
数ある教室の中から選んでもらうためには?
数ある教室の中で生徒を獲得するには他教室との差別化が重要なポイントであり、そのポイントこそがお問い合わせへの決定打となります。
- 指導方法やレッスン内容
- 安価な料金
- 充実した設備
などがわかりやすい例です。
自身のアピールポイントを明確にし、その内容を強く押し出しましょう。
講師の経歴がユーザにとって信用を得られるのであれば講師紹介を前面に出した方がよく、受講生へのプレゼントがある場合はその内容を一目でわかる箇所に掲載したほうがいいでしょう。
レッスン内容、指導理念について
どの教室でも掲載しているような内容ですが、ただ実際の内容だけ記載するのではなく、お子様にレッスンを通じて何を学んで欲しいかを記載すると一歩踏み込んだ文章となります。
例文:
リズムや拍子など身体を使って楽しくレッスンし学ぶことで、表現力を鍛え、お子さんの「創造性」をより豊かなものにします。
講師紹介について
習い事は大事な子供を預ける場所であり、預ける人も重要な判断材料となります。
顔写真入りでプロフィールを作成し、可能な限り経歴を記載しましょう。
お問い合わせ方法について
ターゲット層にも関わってくる部分ではありますが、忙しいお母さん、お父さんのターゲットであれば、項目数の多いお問い合わせフォームは煩わしいものとなるでしょう。
さくっと問い合わせのできる電話番号をわかりやすい位置に掲載する、フォームの項目は最低限にするなど、ターゲットに寄り添って考えてみましょう。
ホームページを公開してからの動きも重要
公開したホームページはユーザーの方に満足してもらえたのでしょうか?
しかしどんなに見た目の良いホームページでも、更新されていないホームページはユーザーにとって不安材料となってしまいます。
例えばお知らせの更新が1年前で止まってしまっていれば、単純にもう営業していないのかと思われてしまってもしょうがありません。
逆にお子様たちの活動やレッスン模様、試験や大会などのレポートなど、親御さんに嬉しい情報がこまめに更新されていればそれだけで信用度も増します。
ターゲットが知りたいと思う情報を定期的に更新していくことが、集客にもお客様満足度にもつながるということを理解し、楽しみながらホームページを運用していきましょう。